昭和47年 石川県小松市生
平成15年 二代錦玉に師事
平成25年 全国伝統工芸品公募展入選
伝統九谷焼工芸展入選
以後多数入選
平成28年 九谷焼伝統工芸士に認定
平成29年 石川県伝統産業優秀技術者奨励賞を受賞
おおむらさきゴルフ倶楽部理事長杯の優勝杯を制作
令和元年 日本伝統工芸士会作品展にて一関市長賞を受賞
令和2年 全国伝統工芸品公募展入選
昭和22年に初代錦玉が錦玉窯を開窯し、庄三風画風でその礎を築き、二代錦玉が独自の盛金技法と青粒技法により、盛金青粒画風を九谷焼の代表的な画風の一つとして確立しました。
私、三代錦玉は初代、二代が培った精神と技法を継承し、さらに現代に合った作風へ発展させていくことが人生の使命であると考えております。
令和の時代になって、白金を盛り上げて絵付けをする白金盛の技法を確立し、従来の盛金技法と合わせて絵付けすることにより、清らかで美しい雰囲気を醸し出すことができるようになりました。
これからも作品を見ていただいた方の心が豊かになる作品制作に努めていきたいと思っております。
下地の上に一粒一粒、イッチン描きの手法で、緑絵具・白絵具を落としていく上絵の盛り上げ技法。
「九谷焼330年」には「青粒・白粒・金粒は大正元年ごろから、細点を密集して地色の上を彩る風が能美・金沢の絵付けに広がる」と記載。
以前はわき役にすぎなかったこの技法を主役として用い、渦や青海波などの文様を描き、大きさや感覚、下地の色を変化させて、立体感のある新たな色絵の境地を開く。
この技法を伝える職人が少ない今、仲田錦玉は第一人者として注目を集める。
文様部分をベンガラなどで盛り上げ、その上から筆で金や白金を塗る技法。
漆芸の高蒔絵にも似て、立体的な表現ができる。
明治15年に、金沢の清水美山がはじめ、明治から大正時代の九谷焼に盛んに使用された。
二代錦玉はこの技法を吉崎東山から学び、さらに独自のものに進化させた。
文様部分にベンガラなどを筆で盛り上げた後、金掛けをしないで焼成し、その上から青粒や白粒で全体を埋め尽くす技法。二代錦玉がこの画風を確立した。
喰籠(じきろう)は、主菓子を客の数だけ盛り込んで出すための蓋付きの器。主に茶会で使用される。デザインは二色のスパイラル構造をしているのが特徴。
プラチナ盛という全く新しい技法を取り込んだ作品。盛金画風とはまた違った凛とした雰囲気を醸すことができるようになった。
伝統九谷焼工芸展技術賞受賞作品
山葡萄の図柄を金で描き、繁栄と豊穣の願いを込めた作品。
全国伝統的工芸品公募展入選作品