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私とツバメと長男と

私とツバメと長男と

あっという間に6月に入り、一年も半分過ぎようとしています。

緊急事態宣言、まん延防止…とまだまだコロナ禍は収まらず、我慢の日々が続いておりますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

私たちに関しましては、先日小さな幸せをいただきました。

毎年、陶房に春を告げにツバメがやってきてくれます。今年は例年より早く、GW頃にはヒナが顔を出し、私たちを和ませてくれました。運が悪いとカラスに襲われてしまったりと悲しくなる時もありますが、先日ちらっと見に行くと、今年はキレイに巣が残っており、ヒナの気配もなく、無事巣立ったのだなあと嬉しくも寂しい気持ちになりました。ここ石川県では小学6年生の子供たちが毎年「愛鳥週間」の間にツバメ調査をしてくれています!現在はコロナ禍で中止のようですが、かつては私の息子たちも自分の足で地域を回り、調査をしていました。今思い返すと、長男は感想の欄に「親鳥がヒナにエサをあげているのを見ると元気が出るし、自然っていいなぁと思います。」と書いていました。その長男も大学4年生になり、あと少しで社会人になります。長男の巣立ちと今回のツバメの件がどこか重なるようで、改めて感慨深いものを感じました。私も息子たちがいつでも帰って来ることができるように健康には十分に留意して、まだまだ頑張らなきゃ!と思います。

ささやかではありますが、これからも皆さまの小さな幸せになれるような作品作りに精進して参りますので、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

さて、前置きが長くなってしまいました。今月のおすすめ作品を手短に紹介させていただきます。

白彩桜花唐草文酒盃

今回紹介させていただく作品は『白彩桜花唐草文酒盃』です。

白彩とは、文様部分を白盛絵具を基に絵付けし、白粒を施す画風のことを指します。

盛金を基とした煌びやかな世界観とは異なる淑やかな世界観を表現しました!

コロナ禍ではありますが…ジューンブライドの季節、大切な方への贈り物にいかがでしょうか。

今月もみなさまにとりまして、素晴らしい日々になりますように…